用語解説集
骨髄移植推進財団の用語解説(青字)を中心に、いろいろ調べていた用語をまとめてみました。
間違いなどがあったら連絡をいただけると幸いです。
あ か さ た な は ま や ら わ
あ | アイソレーター | (あいそれーたー) 病室のベッドの枕元に設置する空気清浄器。頭部から清浄された風を送り菌やウイルス感染を防御。上半身をビニールで囲むようになっている。 |
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IVH | (あい・ぶい・えいち) 中心静脈カテーテル 高カロリー輸液(IVH,intravenous hyperalimentation)や薬剤投与の為に、頚静脈や鎖骨下静脈から細長い管を挿入し、先端部分を上大静脈等の大きな静脈内に留置する医療的手技。 |
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悪性腫瘍 | (あくせいしゅよう) 体の中の正常な細胞が突然変化し悪性の細胞が体の中で増殖し腫瘍化したもの。リンパ節や他の臓器にも転移を起こして死に至らしめる病気。 |
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悪性貧血 | (あくせいひんけつ) 胃の切除や粘膜の萎縮やによって、内因子が欠乏してビタミンB12の吸収が低下し、造血幹細胞の遺伝子の合成が異常をきたして起こる貧血。 |
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悪性リンパ腫 | (あくせいりんぱしゅ) リンパ組織の悪性腫瘍。 |
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アズール顆粒 | (あずーるかりゅう) 骨髄球系の細胞を染色した場合に、前骨髄球の段階で見られる粗大な紫赤色の顆粒。 この顆粒の数や形状を見て、白血病の診断や治療の情報とする。 |
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アスペルギルス | (あすぺるぎるす)aspergillosis アスペルギルスとは、落ち葉、貯蔵された穀物、堆肥、その他腐敗植物中で発育する真菌。 『肺アスペルギルス症:アレルギー性気管支肺型』は喘息の人におこるアレルギー反応 『肺アスペルギルス症:浸潤型』は結核や肺膿瘍など以前の疾患が治癒した肺腔内でコロニーが形成され、アスペルギロームと呼ばれる真菌球が形成され、肺炎をともなう浸潤性感染で血流を介して体の他の組織へ広がる。浸潤性感染により目が侵されて失明したり、他の器官が影響を受けることがあり、特に心臓、肺、脳、腎臓が侵される。 免疫抑制時の『アスペルギルス症』は大量のコルチゾン薬による化学療法により免疫を抑制されている人や正常な白血球の数が減少する疾患の人にのみ起こります。臓器移植を受けた人、癌、AIDS、白血病患者など免疫抑制された人はリスクが高い。 |
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アトラ療法 | (あとらりょうほう)=all-trans retinoic acid アトラ(ATRA)はレチノイン酸(活性型ビタミンA)の事で、アトラ療法とはレチノイン酸による分化誘導療法。 |
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アナフィラキシー・ショック | (あなふぃらきしー・しょっく) ある抗原により感作された生体が、再び同一の抗原にさらされることにより抗体(主にIgE)と反応し、その結果ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され短時間に急激なショック症状を起こす現象。 |
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アフェレーシス | (あふぇれーしす)apheresis 供血者の血液を専用の装置に通し、必要に応じて血小板・赤血球・白血球・血漿の各成分を取り出し、残りを供血者に戻す処理のこと。採取された成分により、成分輸血や末梢血幹細胞移植などに用いられる。 |
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Ara-C | (あらーしー)=サイトシンアラビノサイド=商品名:キロサイド 主に急性骨髄性白血病の治療に用いられる。骨髄への移行が良い。近年、寛解導入後の地固め療法に大量投与される傾向にあり、強度の骨髄抑制をきたすので無菌室などの強力な支持療法を必要とする。 |
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アレルギー | (あれるぎー) 物質の摂取や接触により生体内に抗体が作られ、同じ物質の再摂取、再接触により抗原抗体反応が起きて病的症状が現れる状態。 |
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い | 移行期 | (いこうき) 慢性骨髄性白血病の一病期で、慢性期から急性転化を起こし、急性期にいたるごく短い時期のこと。 血液中の芽球の割合がわずかに増加傾向を示し、治療による白血球のコントロールが困難になり、脾腫、貧血、出血傾向、発熱などの症状が出現する。 |
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医師主導型治験 | (いし しゅどうがた ちけん) 通常の治験とは異なり、研究者(医師)が主体となって実施する臨床試験で、患者に対する最善の治療法や標準的治療法、証拠に基づいた医療(EBM: evidence-based medicine)を確立するために、必要な証拠(evidence)を創ることが目的の治験。 |
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維持療法 | (いじりょうほう) 急性白血病の治療法のひとつで、完全寛解後に質の高い寛解を保つ為に行われ治療法。一般的に外来で1〜3年間継続される。最近は短期間になりつつある。 |
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移植関連合併症 | (いしょくかんれんがっぺいしょう) 移植の前処置などによって生じる合併症。肺毒性としての間質性肺炎など。 |
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移植片対宿主病 | (いしょくへんたいしゅくしゅびょう)=Graft Versus Host Disease(GVHD) GVHD参照 |
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遺伝子 | (いでんし) 染色体内での遺伝の根源粒子。 |
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遺伝子治療 | (いでんしちりょう)gene therapy 遺伝子を導入して疾患を治す治療法。細胞を採取して体外で目的の遺伝子を導入した後、再移植する方法と目的の遺伝子を直接患者の体内や組織に注入する方法がある。 |
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イソジン | (いそじん) 消毒薬。うがい薬。 |
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Itraconazole | (いとらこなぞーる) トリアゾール系 抗真菌薬 (商品名:イトリゾール(Itrizole):ヤンセン-協和発酵) |
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EBウイルス | (いー・びー・ういるす)=Epstein-Barr virus=EBV ヘルペス・ウイルス群に属し持続感染を起こすヒト常在性ウイルスで、免疫機構の破綻を契機に活性化する。免疫不全状態ではリンパ球増多症起こす。 |
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EBMT | (いー・びー・えむ・てぃー)=European Blood and Marrow Transplantation ヨーロッパ血液骨髄移植学会 |
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インターフェロン | (いんたーふぇろん)interferon=IFN ウイルス感染や細胞のがん化に伴い生体が自ら生産し病気の進展を阻止する働きをもつ生体防御因子。抗ウイルス作用や抗腫瘍作用等きわめて多面的な作用を有し、特にフィラデルフィア染色体陽性細胞を消失させる。 |
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インターロイキン | (いんたーろいきん)interleukin=IL 免疫系や造血系で主要な細胞間の情報伝達を担う液性因子のうちの、リンパ球や単球の免疫担当細胞から出される免疫調整物質。 |
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インフォームド・コンセント | (いんふぉーむど・こんせんと) 医師からの説明と患者の同意。同意の上での治療。 医師が充分な説明をし、患者が理解・納得した上で、検査や治療を行うことに同意すること。 |
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院内感染 | (いんないかんせん) 病院内で通院(外来)あるいは入院している患者から、他の疾病の病原体が感染されること。 |
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え | エイズ | (えいず)=後天性免疫不全症候群 HIV(Human Immuno-deficiency Virus/ヒト免疫不全ウィルス)が体内に侵入して引き起こす免疫不全の病気。 |
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AML | (えい・えむ・える)= 急性骨髄性白血病 白血球が成長段階でガン化し白血病細胞となり血液(骨髄)の中で増殖する病気。非リンパ性白血病(ANLL)とも呼ばれる。 |
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ALL | (えい・える・える)= 急性リンパ性白血病 白血球(リンパ球)が未熟な段階でガン化し、著しく増加する種類の白血病。 |
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HEPAフィルター | (えいち・いー・ぴー・えー・ふぃるたー)High Efficiency Particulate Air Filter(ヘパフィルター) クリーンルームなどで使用されているひだ状の高性能フィルター |
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HLA | (えいち・える・えー)=human leukocyte antigen=ヒト白血球抗原 ヒトからヒトへ同種移植を行う時に生じる拒絶反応の原因になる表面抗原のうちで特に強い反応を引き起こす、白血球と全身のほとんどの組織細胞上に存在するたんぱく質。HLAを調べることを組織タイピングと言いHLA抗原のA座、B座、DR座の3種類・6つのHLAが完全一致することが骨髄移植では最適と言われている。 1954年にフランスの輸血学者ドセーが発見。HLAは血球成分の白血球と血小板に存在する。 |
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ECG | (えー・かー・げー) = 心電図 心臓の動きを見る検査。心臓が活動する際に心筋の収縮による活動電流の変化を体表面から記録する。 |
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ABO式血液型 | (えー・びー・おー・しきけつえきがた) 1901年に、オーストリアのラントシュタイナーによって発見された血液中の赤血球の型。 赤血球の細胞膜に糖で作られた鎖状のものが生えている。この糖鎖構造に4つの種類があり、その組み合わせにより血液の型をA、B、O、ABに分けられる。 |
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STI 571 | (えす・てぃー・あい・571)=グリベック(Gleevec)=メシル酸イマチニブ がん細胞だけを狙うように設計された新薬。慢性骨髄性白血病に有効と言われており、経口薬で副作用も軽いと言われている。 |
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NMDP | (えぬ・えむ・でぃー・ぴー)National Narrow Donor Program 全米骨髄バンク |
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NK細胞 | (えぬ・けー・さいぼう) ナチュラル・キラー細胞参照 |
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MRD | (えむ・あーる・でぃー)minimal residual disease 微小残存病変 顕微鏡上では腫瘍細胞は消失しているが、実際には腫瘍細胞(白血病細胞)が残存している状態。検出法で最も感度が良いのはRT-PCR法と言われている。 |
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MAP | (えむ・えー・ぴーorまっぷ)mannitol-adenin-phosphate MAP加濃厚赤血球。 献血で得られた赤血球の保存法で、抗凝固剤であるMAPを加えることで従来に比べて長期間保存可能となった赤血球製剤。 |
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FAB分類 | (えふ・えー・びー・ぶんるい)=French-American-British分類。 仏・米・英の白血病研究グループによって提唱されている急性白血病の病型分類。診断の基準が簡便かつ明確、客観で世界的に受け入れられている。 ―急性骨髄性白血病(急性非リンパ性白血病)―芽球のペルオキシダーゼ染色の陽性率が3%以上(M0とM7を除く) M0: 最未分化型骨髄芽球性白血病 M1: 未分化型骨髄芽球性白血病 M2: 分化型骨髄芽球性白血病 M3: 前骨髄球性白血病 M4: 骨髄単球性白血病 M5: 単球性白血病 M6: 赤白血病 M7: 巨核芽球性白血病 ―急性リンパ芽球性白血病―芽球のペルオキシダーゼ染色の陽性率が3%未満 L1: 芽球は小型で均一性 小児に多い L2: 芽球は大型で不均一性 成人に多い L3: 芽球は大型で細胞質に空胞を有する細胞が多い パーキット型 |
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MRI | (えむ・あーる・あい)magnetic resonance imaging 磁気共鳴影像法。静磁場と変動磁場(勾配磁場やラジオ周波数波)を用いて生体の断層像を得ることが出来る画像診断法 |
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エンドキサン | (えんどきさん)endoxan=cyclophosphamide 造血幹細胞移植の前処置として、抗腫瘍効果、免疫抑制効果を期待して用いられる薬剤。一般的にTBIやブスルファンとの併用で用いられる。副作用として出血性膀胱炎、心毒性が知られている。 |
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お | 黄疸 | (おうだん) 血液中のビリルビン(ヘモグロビンの分解産物)の増加による、皮膚、粘膜、眼球が黄色に変色した状態。 |
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か | カイリトル | (かいりとる) 吐き気止め薬 |
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化学療法 | (かがくりょうほう)=chemotherapy(ケモセラピー) 抗がん剤による治療。通常は数種類の薬の組み合わせ(多剤併用療法)によって治療を行う。 白血病の場合は、寛解導入療法⇒地固め療法⇒維持強化療法と進められていく。 多くの抗がん剤は白血病細胞だけに効果があるわけではなく、正常な細胞にもダメージを与え、それが副作用となり現れる。 |
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芽球 | (がきゅう) 特定の働きを持つ数種類の血球を造る為に骨髄が造り出す細胞。 急性白血病の場合は、造血幹細胞異常による悪性の未熟細胞(ブラスト)となる。骨髄中と末梢血中での検査をする。 末梢血中では見つからなくても骨髄中には検出される場合が多く、この数値が寛解の目安となる。 |
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顆粒球 | (かりゅうきゅう)granulocyte 白血球の一種。病気を起こす外来性の細菌を殺す作用を持ち、好中球・好酸球・好塩基球が顆粒球にあたり、白血球のうちでは最も数が多い。 |
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顆粒球輸血 | (かりゅうきゅうゆけつ) 重症細菌感染症の治療を目的としてされる輸血。 |
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がん | (がん) 一般的な悪性腫瘍の総称。がん腫、肉腫、白血病に大別される。 |
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がん遺伝子 | (がんいでんし) ガンは人間の細胞がガン化して癌細胞となり、この細胞が分裂を繰り返して癌組織をつくり、病気として現れる。細胞1個の中には約8万個の遺伝子があると言われるが、この中のがん遺伝子やがん抑制遺伝子とよばれる遺伝子に傷がつくと、細胞がガン化する。 「がん遺伝子」とは、その遺伝子の働きが過剰、異常になると細胞をガン化させる遺伝子の事。 一方、「がん抑制遺伝子」とは、細胞のガン化を抑制する作用を持つ遺伝子で、これが何らかの障害により働きが失われた場合には、その細胞をがん化させる事がある。 |
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寛解 | (かんかい)remission 通常の検査(骨髄穿刺・血液診断・画像診断)で病気の兆候がなくなる状態をいう。 完全寛解(CR)とは悪性腫瘍の残存が見られない(白血病細胞が5%以下)ことをいい、部分寛解とは治療により病気は改善されたが腫瘍細胞が残っている状態をいう。 |
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寛解後療法 | (かんかいごりょうほう) 寛解になり正常の血液細胞が回復しても、体内に残っていると見られている白血病細胞を叩くため寛解後に行う治療法。 寛解後療法には、地固め療法と強化療法がある。 |
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寛解導入療法 | (かんかいどうにゅうりょうほう) 発病後、寛解を目指し最初に行う治療。寛解導入は腫瘍細胞を一掃する目的で行われ、作用機序が異なる抗癌剤を集中的に投与する方法が一般的。使用する抗癌剤で、吐き気、食欲不振、脱毛などの副作用が出る場合が多い。 |
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肝機能障害 | (かんきのうしょうがい) 肝機能・肝機能障害 肝炎(急性・慢性)や脂肪肝、肝硬変、その他の理由で肝臓の機能が障害を受けた状態。 |
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幹細胞 | (かんさいぼう)stem cells 骨髄内にある細胞で赤血球・白血球・血小板・リンパ球などの成熟血液細胞をつくり出す能力を持つ。また、自己再生能力を持ち、多くは骨髄中にみられるが、一部は血流に乗って循環するため末梢血にも存在している。 |
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ガンシクロビル | (がんしくろびる) サイトメガロウイルス治療薬。商品名はデノシン。網膜炎には硝子体内注射をすることがある。 |
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カンジダ症 | (かんじだしょう) 誰もが持っているカンジダ・アルビカンス(真菌・カビ)が繁殖して起こる病気。普通は腸内に寄生している為便に混ざっており、そこから菌が付着する事が多いといわれる。健康な時には菌が付着しても発症しないが、疲労や体の抵抗力が落ちている人、抗生物質を長期間服用した人などがかかりやすいと言われる。 |
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間質性肺炎 | (かんしつせいはいえん) 骨髄移植後の中期(3ヵ月後)に起こりやすい合併症の一つでサイトメガロウイルス(CMV)が肺の間質(肺胞壁)に炎症を起こす疾患。乾性の咳・動脈血酸素分圧低下・間質性の影が3徴である。 |
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完全寛解 | (かんぜんかんかい)complete remission,complete response=CR 治療などにより腫瘍細胞が5%以下に減少し腫瘍塊が完全に消え、末梢血液が正常化した状態のこと。 |
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感染症 | (かんせんしょう) 医療従事者が被害者となりうる感染症(業務感染)の原因微生物
患者が被害者となりうる院内感染の原因微生物
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き | キメラ 完全キメラ 混合キメラ |
(きめら) キメラとはギリシャ神話の頭部と胴体が異なる怪物に由来する言葉で、同種造血幹細胞移植などで、同一固体内に遺伝学的及び免疫学的に異なる細胞が混在している状態をいう。 移植片の患者組織内に占める割合で完全、混合などに分けられる。 つまり遺伝子型の異なる2種類以上の組織が同一個体または器官内に共存する状態のこと。モザイクという言い方をすることがあるが、異なったゲノムに由来する場合は、キメラという。 |
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Campath-1H | (きゃんぱす−わん・えいち) リンパ球を抑制する抗体。 このCampath-1Hを用いて、T細胞を(完全に取り除くのではなく)抑制した状態で移植することにより、GVHDや拒絶を予防しながらHLA不一致の移植を可能にする方法(試験的な移植方法) |
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急性骨髄性性白血病 | (きゅうせいこつずいせいはっけつびょう)acute myeloblastic leukemia=AML 骨髄中の芽球が30%以上で、その芽球のペルオキシダーゼ染色の陽性率が3%以上のもの。FAB分類でM0〜M7に分類される。非リンパ性白血病(ANLL)とも呼ばれる。 |
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急性白血病 | (きゅうせいはっけつびょう)acute leukemia 造血器の悪性腫瘍であり、骨髄性とリンパ性の型がある。未熟な骨髄球またはリンパ球系の前駆細胞である芽球(白血病細胞)が増殖して骨髄中では赤血球・白血球・血小板の産生が抑制されるため貧血・感染出血傾向が見られる。 |
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急性転化 | (きゅうせいてんか) 臨床的に安定していた、慢性骨髄性白血病患者で白血球増加、血小板減少、芽球率の増加がみられ症状としては貧血の進行や発熱・腰痛などが出現する。検査所見では急性白血病に似た状態になる。 |
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急性リンパ性白血病 | (きゅうせいりんぱせいはっけつびょう)acute lymphoblastic leukemia=ALL 骨髄中の芽球が30%以上でその芽球のペルオキシダーゼ染色の陽性率が3%未満のもの。FAB分類でL1〜L3に分類される。 |
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拒絶 | (きょぜつ) 移植された組織が適合しない場合に起こる免疫反応。HLA不適合数の増加に伴って拒絶率は明らかに増加する傾向がある。 |
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強化療法 | (きょうかりょうほう) 急性白血病の寛解導入後に、さらに残存白血病細胞を減少させ、質の高い完全寛解状態を得る為に地固め療法後に行う化学療法。 |
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く | クオリテイ・オブ・ライフ | (くおりてぃ・おぶ・らいふ)=Quality of life=QOL WHOは、「個人が生活する文化や価値観の中で、目標や期待、基準および関心にかかわる自分自身の人生の状況についての認識」と定義している。 広く使われている意味は「患者の生活の質」のこと。 |
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クラビット | (くらびっと) 抗生剤の一種で白血球の中の好中球という細胞が減少する時期に敗血症などに対して予防的措置として投与される薬 |
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グラン | (ぐらん)=G-CSF= 顆粒球コロニー刺激因子 化学療法などにより、白血球の数値が下がった時に強制的に数値回復させる薬品。 白血球増多剤と一般的には呼ばれる好中球のノイトロ(ノイトロジン)と同じ役目を持つ造血因子。 |
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クリプトコッカス | (くりぷとこっかす) 土やハトの排泄物内に含まれてる真菌。クリプトコッカス菌が肺に入った場合、『クリプトコッカス症』となり、自然治癒することも、局所感染によることも、全身に広がる(散在性)こともある。大部分の症例は、(HIV感染、多量のコルチコ・ステロイド剤投与、化学療法、ホジキン病により)感染に対する免疫低下時で抵抗力が弱っている人に見られる。正常の免疫系を持つ人の場合、肺に感染しても症状は現れない。クリプトコッカス症は脳を侵すことが多く、脳が侵されると神経学的症状が現れ大部分の人は診断時に髄膜脳炎を起こしている。 |
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グリベック | (ぐりべっく)Gleevec STI-571を参照 |
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クロスマッチ 交差試験 |
(くろすまっちこうさしけん)=リンパ球交差試験 輸血前に患者の血液と輸血液とで直接交差試験をして異常な反応がないかどうかを確かめる事。 |
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クローン性血球 | (くろーんせいけっきゅう) 造血幹細胞が白血病やその他何らかの原因で異状化し、1つの細胞から増えて出来てしまった、もう1つの血球の事。その為、元々の細胞は同一であると考えられる。白血病の場合、白血病細胞は、遺伝情報をもっているDNAを複製して2倍にし、分裂する事を繰り返して、体内で増殖していく。 |
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け | 形質細胞 | (けいしつさいぼう) 免疫グロブリンから作りだされた細胞。 |
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血液検査 | (けつえきけんさ) 血液中の血球成分(赤血球・白血球・血小板など)の算定や細胞の分類を行い、血液の病気がないかを調べる検査。 |
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血管肉腫 | (けっかんにくしゅ) 血管奥の内皮細胞に異常が生じてがん化する病気。骨にも軟部組織にも発生する。 |
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血管迷走神経反射 | (けっかんめいそうしんけいはんしゃ)vaso-vagal reflex 強い痛みや精神的ストレスやアフェレーシスの際に自律神経のバランスが崩れ、血圧の低下と、末梢血管抵抗の収縮や冷感などを伴う現象。そのため、めまい、嘔吐や重篤な場合は意識消失、心停止を起こすことがある。 |
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血球 | (けっきゅう) 血液中には赤血球、白血球、血小板があり、血球はその中の有形成分。血漿は液体成分。 |
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血漿 | (けっしょう)plasma 血液の液状成分で、水分のほか血漿アルブミンや生体防御に重要な免疫グロブリン、フィブリノーゲンなどのたんぱく質や無機塩類などを含む。抗凝固剤を加えて分離して得られる、体重の5%を占める液体成分。 |
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血小板 | (けっしょうばん)platelets=PLT 骨髄の中で造られ、血液の凝集と血餅の収縮に関係する。血小板自体には増殖能はなく、寿命は約10日間。 5〜10万/μl −血が止まるのに時間がかかる 3〜5万/μl −粘膜や皮下からの出血が起こりやすくなる(歯茎からの出血・鼻血・点状出血斑やあざができやすい) 3万/μl以下 −臓器内出血の可能性(消化管出血・血尿・眼底出血・性器出血など) 1万/μl以下 −致命的な出血の可能性(脳内出血など) |
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血小板減少性紫斑病 | (けっしょうばんげんしょうせいしはんびょう) 血小板が減少し、皮膚および粘膜に紫斑が多発する疾患 |
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ゲノム | (げのむ) 細胞の中に存在する遺伝子と、遺伝子の発現を制御する情報などの遺伝情報。 |
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ケモ | (けも)chemotherapy(ケモセラピー) 化学療法参照 |
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こ | 好塩基球 | (こうえんききゅう) 白血球のひとつ。アレルギー反応を引き起こす |
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交差適合試験 | (こうさてきごうしけん) 輸血の前に必ず行われる輸血を受ける側(患者)と、輸血中の赤血球が適合しているかどうかを確認する検査。 |
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抗原 | (こうげん)antigen 生体内で抗体の産生を起こさせ、生じた抗体及び感作リンパ球と特異的に反応する物質。 |
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抗原抗体反応 | (こうげんこうたいはんのう) 抗原と、それに対応する抗体との特異的な結合によって起こる反応の事。 |
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抗原ペプチド | (こうげんぺぷちど) MHC抗原以外の組織適合性に関与しているペプチド(アミノ酸2個以上が結合した化合物)からなる抗原でMHC抗原完全一致の移植の際にもGVHDが生じる原因とされる。 |
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抗腫瘍効果 | (こうしゅようこうか)anti tumor sffect 薬剤や放射線などによる腫瘍に対する効果。 |
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抗体 | (こうたい)antibodies 抗原と呼ばれる外来物質に反応してBリンパ球によりつくられるたんぱく質。生体内に侵入した「自分と違うもの(例えば、はしかウイルスなど)を無害にして排除するのを助け、2回目の感染を予防する。 |
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好酸球 | (こうさんきゅう) 白血球のひとつで、アレルギー性疾患や寄生虫病の時に高数値になる。。 |
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好中球 | (こうちゅうきゅう)Neutrophils 血液中で微生物を食べる主要な食細胞で、感染防御能を持つ。化学療法後は十分量の好中球がないため感染しやすい。 基準値:2〜6%(St)、38〜58%(Seg) |
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抗生物質 | (こうせいぶっしつ) 微生物によって生成した化学物質。また、化学的に合成された抗菌薬。 感染症の原因となる微生物に対して阻止または死滅させる。 分類はペニシリン系、セフェム系、マクロライド系、テトラサイクリン系等がある。 |
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骨髄 | (こつずい)bone marrow 大きな骨の中心部にあるスポンジ状の、血液(赤血球・白血球・血小板など)を造る組織。 |
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骨髄芽球 | (こつずいがきゅう) 骨髄系の中で最も未熟な細胞。 |
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骨髄球 | (こつずいきゅう) 顆粒球の成熟分化した状態の細胞。 |
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骨髄移植 | (こつずいいしょく)BMT=bone marrow transplantation HLAの一致した提供者から骨髄を採取して、受血者(宿主)の静脈内に注入する療法。他人や兄弟などの骨髄を用いることを同種骨髄移植といい、自分のものを用いる場合を自家骨髄移植という。適応は、重症再生不良性貧血・急性白血病・慢性骨髄性白血病・悪性リンパ腫・重症免疫不全症などがあげられるが、最近は一部の固形がんにも適応されるようになった。 |
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骨髄異形成症候群 | (こつずいいけいせいしょうこうぐん)myelodysplastic syndrome=MDS @血球の異形成、骨髄および末梢血における血球の量的ならびに質的異常を特徴とする病態。異常は単一の血球系統にとどまらず、赤血球、顆粒球および血小板の3系統すべて、あるいは2系統が種々の組み合わせで異常を呈する。 A種々の血球形態異常と原因不明の無効造血を特徴とし、血球減少と前白血病という概念を包括した症候群。主として高年齢者にみられる。 |
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骨髄穿刺(マルク) | (こつずいせんし)mark 骨髄内の造血機能を評価する検査で、血球の主要な産生組織である骨髄の一部を穿刺針を用いて吸引採取後観察する。主に胸骨、腸骨(腰部)が選ばれる。非常に重要だが非常に痛い検査。 |
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骨髄の生着 | (こつずいのせいちゃく) 同種骨髄移植において、提供者の骨髄が患者の体内に根付き造血を始め、増加した血球が提供者由来のものとなること。 |
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骨髄バンク | (こつずいばんく)bone marrow bank =日本骨髄バンク (財)骨髄移植推進財団 骨髄のドナー登録者と骨髄移植を必要とする患者のHLA情報を収集、保存しておき、必要に応じてドナー登録者に骨髄提供を求める仲介を行っている組織。 平成3年(1991年)12月、厚生省の主導により設立。日本赤十字社および都道府県の協力により支えられている公的バンク。 |
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骨髄抑制 | (こつずいよくせい)bone marrow suppression 抗癌剤や放射線などによる治療をしたあと、骨髄の造血能が障害される状態。白血球減少により易感染性、赤血球減少により貧血、血小板減少により出血傾向等が生じるため適切な支持を要する。 |
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コーディネーター | (こーでぃねーたー) 骨髄バンクにおいてはドナー及びドナーの家族の方と、担当調整医師、地区事務所または採取病院との連絡調整をする人。 |
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コーディネート | (こーでぃねーと) 患者登録から移植に至るまでの一連の連絡調整作業。 |
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コメディカル | (こめでぃかる)comedical 「医療協同従事者」を意味する。パラメディカルとほぼ同義語。 |
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さ | 再生医療 | (さいせいいりょう) 事故や病気で失われた自らの皮膚、臓器、骨のあらゆる部分を、自分の体の細胞を使って増殖せ、再生や機能の回復を目的とした医療。工皮膚移植、骨髄(自家)移植、臓器移植などがある。 現在、血液細胞のもとになる幹細胞を多く含む、臍の緒から取った臍帯血の培養による白血病治療や、歯そう骨(あごの骨の一部で歯を支える骨)・軟骨・皮膚などの再生医療の研究が進められている。 |
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再生不良性貧血 | (さいせいふりょうせいひんけつ)aplastic anemia =AA 骨図機能が低下して赤血球・白血球・血小板の産生すべてが減少(汎血球減少)する疾患の総称。先天性と後天性に分けられ、後天性は・抗生物質・殺虫剤・除草剤など種々の原因による二次的なものがある。 |
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臍帯血 | (さいたいけつ) 臍帯(臍の緒)は長さ約50センチ。母体と胎児との物質代謝を仲介する胎児付属物。 |
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臍帯血移植 | (さいたいけついしょく)=臍帯血幹細胞移植=CBSCT, cord blood stem cell
transplantation 臍帯血には豊富な造血幹細胞が含まれていることから出生時に臍帯血を採取・凍結保存し、造血幹細胞移植の幹細胞として活用する移植方法。 |
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サイトカイン | (さいとかいん)cytokine 細胞が産生する免疫系・血液系に作用する生理活性物質。複数の標的細胞に複数の作用を持ち複雑なネットワークを作っている。インターロイキン、インターフェロン、腫瘍壊死因子、造血因子等があり、、白血病の治療薬として用いられている。 |
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サイトメガロ・ウイルス | (さいとめがろ・ういるす)cytomegalovirus = CMV ヘルペスウイルス科に属するウイルス。唾液や感染血液細胞を介して感染し、日本人成人の90%近くは既感染。造血幹細胞移植等の免疫抑制時に活性化し、間質性肺炎、胃腸炎、網膜炎を引き起こす要因となる。 |
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し | CML | (しー・えむ・える)=慢性骨髄性白血病 初期症状は無症状で偶然検診などで発見されることが多い。骨髄や血液中の顆粒球が異常に増殖しており90%以上の人に脾臓の腫れがある。 |
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CD34陽性細胞 | (しー・でぃー34・ようせいさいぼう)=cluster of differentiation 34 赤血球・白血球・血小板等をつくることができる血液のもとの細胞 CD34陽性細胞の輸注により長期の造血系の維持が得られる。 |
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CTスキャン | (しー・てぃー・すきゃん)=Computed Tomography Scan X線(レントゲン)を使用して、人体を横断(輪切り)した写真を撮る装置。 |
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CRP | (しー・あーる・ぴー) 血液検査での炎症反応値・抗炎症値。炎症性疾患や組織崩壊性疾患などの病的状態で高値となる。主に感染症の指標とし、重症感染であれば高くなり、回復すると低下してくる。 |
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CV | (しー・ぶぃ)=中心静脈カテーテル=CV cathether 鎖骨下静脈や頸静脈からカテーテル管を挿入して先端部分を上大静脈などに留置する医療手技。 高カロリー輸液(IVH,intravenous hyperalimentation)や薬剤投与、または採血などを行う。ポ一ト型のように薬剤注入側をゴムの円盤状(ポート部)にしたものや自然抜去や感染を防ぐ目的で皮下理め込み式にしたものなどがある。 |
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G-CSF | (じー・しー・えす・えふ)=granulocyte colony-stimulating factor=顆粒球コロニー刺激因子
好中球の最終的分化段階に働く造血因子で、好中球への分化を促進し数を増加させるだけでなく、好中球の貧食能(病原微生物等の異物を捕食する能力)を亢進させる。 化学療法後の顆粒球減少時、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群等の治療や、末梢血幹細胞移植の採取ドナーに用いられる。 成分名 商品名 発売元 フィルグラスチム(filgrastim) グラン 麒麟麦酒 レノグラスチム(lenograstim) ノイトロジン 中外製薬 ナルトグラスチム(nartograstim) ノイアップ 協和醗酵 |
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GVHR | (じー・ぶい・えいち・あーる)=graft versus host reaction 移植片対宿主反応。生着後、造血幹細胞(移植片)に含まれるT細胞が、患者の身体を攻撃して起こる反応。 一般的拒絶とは逆の現象。 ※GVHDと同義だが、GVHRは攻撃の反応で、GVHDはその反応により起こる症状. |
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GVHD | (じー・ぶい・えいち・でぃー)=graft versus host disease 移植片対宿主病。骨髄移植で、ドナー由来のT細胞(移植片)が、患者(宿主)を非自己と認識して増殖し、患者の皮膚・肝臓・腸等を攻撃するために引き起こされる症状。 下痢、発熱、発疹、粘膜障害、多臓器障害などの様々な症状があり、重度の症状は致死的であるが、ある程度は症状が出たほうが望ましいとされている(GVL効果)。移植後100日以内に起こるGVHDを急性GVHD、100日以後を慢性GVHDと分別されている。また、通常の輸血後にもGVHDが生じることがある。これを防ぐために白血球を含む血液製剤に対して予防的放射線照射や白血球除去などが行われている。 |
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GVL/GVT効果 | (じー・ぶい・える/てぃー・こうか)=graft versus leukemia/tumor 宿主片対白血病。同種造血幹細胞移植によって移植されたドナー由来のリンパ球が白血病細胞や腫瘍を攻撃する反応でGVHDを発症した群では再発率が低い傾向が見られる。 移植後の白血病再発に対して行われるDLIはこの効果を狙ったものである。 |
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JMDP | (じぇい・えむ・でぃー・ぴー)=Japan Marrow Donor Program 日本骨髄バンク |
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自家骨髄移植 | (じかこつずいいしょく)autologous bone marrow transplantation=ABMT 白血病完全寛解時あるいは骨髄浸潤のない固形腫瘍、リンパ腫瘍例で患者自身から採取した骨髄より造血幹細胞を分離、冷凍保存しておき、強力な治療(前処置)後に移植する方法。同種骨髄移植のようなGVHDは起こらず、一般に造血機能の回復は早い。しかし、骨髄移植後に腫瘍細胞が残存している可能性から再発率が高いと言われており、採取した骨髄をモノクローナル抗体等で処理し、残存腫瘍細胞を除いた上で自家移植される場合もある。現在は末梢血から得られた幹細胞を用いる自己末梢血幹細胞移植が増えている。 |
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地固め療法 | (じがためりょうほう) 白血病や悪性リンパ腫患者が完全寛解状態になった後に、その状態を維持、治癒させるために行う初期の強力な治療。 |
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シクロスポリン | (しくろすぽりん)cyclosporine 臓器移植時の拒絶反応(GVHD)防止やベーチェット病、乾癬の治療薬として使用される代表的な免疫抑制剤。再生不良性貧血やネフローゼ症候群の治療薬でもある。副作用は、腎・肝障害・骨髄抑制、血圧上昇、多毛など。 |
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支持細胞 | (しじさいぼう) 骨髄中に存在する細胞で、繊維系細胞や間質細胞を指し、血液細胞が分裂・増殖するのを支える細胞を総称する。 |
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支持療法 | (しじりょうほう) 白血病細胞増殖による造血障害と化学療法による骨髄抑制の為に生じる感染症などに対して行う重要な治療法。貧血・出血に対しての成分輸血や感染症に対しての十分量の抗生物質投与からなる。 |
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JALSGプロトコール | (じゃるえすじー・ぷろとこーる)JALSG=Jpan Adult Leukemia Study Group 白血病並びに各種造血器腫瘍の治癒を目指し、化学療法を中心とした質の高い共同研究を行うことを目的としてつくられたグループ。 |
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心エコー | (しん・えこー) 心臓超音波検査。超音波で心臓の大きさ・弁の動き・血流の方向や量などを調べる検査。 |
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す | 髄液検査 | (ずいえきけんさ)=腰椎穿刺、通称:ルンバール 中枢神経(脳と脊髄の髄膜)への病気の拡がりの有無を調べる検査。腰椎に針を刺して脳 脊髄液を採取する。採取した量と同量の抗がん剤を入れることもある。 |
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髄注 | (ずいちゅう) ルンバール参照 |
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髄膜炎 | (ずいまくえん)meningitis 脳および脊髄周囲の炎症。原因は細菌、ウイルス、真菌などによる感染が多い。発熱、頭痛、悪心・嘔吐などの症状が見られる。 |
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睡眠導入剤 | (すいみんどうにゅうざい) 安楽な睡眠が得られるように軽い催眠を促す薬。 |
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standard precaution | (すたんだーど・ぷりこーしょん) 手洗い、うがい、マスク着用を励行すること |
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ステロイド | (すてろいど)steroid ステロイド剤は、副腎皮質ホルモン中の糖質コルチコイドを化学合成した薬で、水分やミネラル分を調整し、血液量や水分量を保ち、糖質、たんぱく質、脂肪の代謝を調整、また、炎症を抑え、免疫反応を抑える働きがあります。 プレドニン、ソルコーテフ、メチルプレドニン、デカドロン、リンデロンなど。 |
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ステロイドパルス療法 | (すてろいどぱるすりょうほう)pulse therapy 副腎皮質ホルモン剤であるメチルプレドニゾロンの超大量を静注する療法。抗炎症、免疫応答抑制に用いる。 |
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せ | 生検 | (せいけん) 細胞の組織を採取し顕微鏡で病理組織分類と表面マーカー や染色体などを見る検査です。 |
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成人T細胞白血病 | (せいじんてぃーさいぼうはっけつびょう)adult T cell leukemia=ATL 末梢血Tリンパ球の腫瘍疾患で、西南部(九州・四国・沖縄)に集中している地域集積性を特徴とし、性差なく中年以上の者に好発する。母子間、夫婦間、血球成分輸血等、リンパ球を介してのヒトレトロウイルス(HTLV-T)感染により発症する白血病。 |
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生着 | (せいちゃく) 造血幹細胞移植において、ドナー由来の造血幹細胞が患者の骨髄で造血を始め、白血球が100/μl(好中球数で500/μl)を超えることをいい、広義には移植した細胞が骨髄に住みつき赤血球、白血球、血小板をつくるようになること。 |
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成分献血・成分輸血 | (せいぶんけんけつ・せいぶんゆけつ)blood component transfusion 血液は血漿成分と血小板、白血球、赤血球の血球成分に分けられるが、この成分ごとの献血・輸血をすること。 |
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成分分離装置 | (せいぶんぶんりそうち) 血液中の成分(赤血球・リンパ球・造血幹細胞など)を体外で選択的に分離して採取する装置。血液成分自動分離機ともいう。 |
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セカンド・オピニオン | (せかんど・おぴにおん) 治療中の施設とは別の病院の医師へ、現在の治療方法、あるいは今後の治療方法について意見を求めること。 特に血液疾患のような病気の場合は症例数が少なく、判断が難しかったり、移植への適応性などへの考え方が医師により異なることが多い。 |
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赤血球 | (せっけっきゅう)red blood cells erythrocytes 水分とヘモグロビンからできていて、ヘモグロビン内の鉄分を酸化させて酸素を運び、二酸化炭素を肺まで運ぶ働きをする。 基準値:男400万〜550万/女380〜500万で、寿命は120日。 A・B・O・AB式型は白血球の血液型 |
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前骨髄球 | (ぜんこつずいきゅう) 骨髄球系の細胞成熟過程において骨髄芽球と骨髄球の間に位置し、通常は骨髄に存在する。 |
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潜在感染症 | (せんざいかんせんしょう) 表面的には症状として現れていない感染症のこと。免疫抑制時に活性化して表面化することがある。 |
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染色体 | (せんしょくたい)chromosome 細胞の有糸分裂の際に核中に現れる色素に染まりやすい紐状のもので、遺伝子はこの上に乗っている。ヒトは男女とも46個あり、XとY染色体は性を決定する。白血病やリンパ腫では染色体異常がみられる。 |
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染色体転座 | (せんしょくたいてんざ)chromosomal translocation 骨髄またはリンパ節中の染色体異常。染色体の一部が別の染色体の一部と入れ換わること。新たに組み換えられた遺伝子が、新たながん遺伝子に変化したり、がん遺伝子を活発にさせたりする。 |
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前処置関連毒性 | (せんしょちかんれんどくせい)regimen related toxicity 移植前の治療に伴い引き起こされる様々な臓器障害を伴う合併症のこと。 |
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前方向比較試験 | (ぜんほうこうひかくしけん) 前方向とは臨床研究を実施する際に予め実施計画書(プロトコール)を作成し、被験者の適格条件や結果の解析方法などを定めておき、被験者の募集・参加を行うこと。このような研究の中で、治療法の異なる群や被験者の条件の異なる群など、いくつかの群に分け比較検討する臨床研究が相当する。 |
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前方向無作為割付試験 | (ぜんほうこうむさくいわりつけしけん) 前方向比較試験(前述)の中でも、被験者を各群に分ける際に恣意的な操作が入らないように配慮を行っている試験。乱数表使用したり、前もって分からないように封筒などに群を指定しておき順番に開封したりする。各群への被験者の割付が均等化されるため、より厳密に群を比較し、解析したい場合に用いられる。 |
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全身放射線照射 | (ぜんしんほうしゃせんしょうしゃ)=TBI TBIを参照 |
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そ | 造血幹細胞 | (ぞうけつかんさいぼう) 血液(白血球、赤血球、血小板)を造り出す源となる細胞。リンパ球などの全系統の成熟血液細胞を作り出すとともに、自己複製能力を持つ細胞で、多くは骨髄中に存在しているが、末梢血中にも僅かながら存在している。 近年、臍帯血(臍の緒)にも存在することが分かり移植に利用されるようになった。 |
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造血幹細胞移植 | (ぞうけつかんさいぼういしょく) 悪性細胞や機能低下を起こした骨髄に対して、多量の抗がん剤投与や放射線治療を行い、その後に正常な造血幹細胞に入れ替える治療法。 最近では骨髄移植や末梢血幹細胞移植などを含めて造血幹細胞移植と呼ぶことが多くなった。 移植の幹細胞をどこから採取するかによって、 ・骨髄移植(BMT, bone marrow transplantation) ・末梢血幹細胞移植(PBSCT, peripheral blood stem cell trans-plantation) ・臍帯血幹細胞移植(CBSCT, cord blood stem cell transplantation) に分類される。 また移植の幹細胞をだれから採取するかによって、 ・自家(自己)移植 ・同種移植(血縁or非血縁) に分類される。 |
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造血幹細胞異常症 | (ぞうけつかんさいぼういじょうしょう) 造血幹細胞に何らかの異常が発生した状態。この状態が進行すると、骨髄異形成症候群などの病気になる。 |
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造血能 | (ぞうけつのう) 血を造る能力。 |
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即時型アレルギー | (そくじがたあれるぎー) アレルギーの原因になる物質と接触することによって、数分〜数時間後に症状が起こるアレルギー。花粉症や気管支喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎など。 |
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た | 第1寛解期 | (だいいちかんかいき) 急性白血病、リンパ腫、骨髄腫などを発病後、抗がん剤治療などで腫瘍細胞が見かけ上消えた最初の良い状態のこと。 |
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第1慢性期 | (だいいちまんせいき) 慢性骨髄性白血病で幼若な白血病細胞が少なく、分化した細胞がシリーズでみられる最初の安定した状態の時期のこと。 |
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体細胞変異 | (たいさいぼうへんい) 生物体を構成している細胞のうち生殖細胞以外の細胞が同種の生物の個体間にみられる形質の相違を起こした状態。 |
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帯状疱疹ヘルペス | (たいじょうほうしん・へるぺす) 水疱瘡の経験がある人には体にヘルペス・ウイルスが潜伏しており、それが体力や、免疫力が低下した場合、神経に付き帯状に水泡となり発症する。痛みを伴う。 |
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対処療法 | (たいしょりょうほう) 咳や、痰、頭痛、熱などの症状を一時的に緩和する療法。疾病そのものの治療ではない。 |
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多剤耐性 | (たざいたいせい) 薬剤等をくりかえして投与する事によって、薬の効き目が低下すること。また細菌などの病原体が化学療法剤や抗生物質の連用に対してできた抵抗性。 |
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多発性骨髄腫 | (たはつせいこつずいしゅ) 骨髄中の形質細胞の異常な増殖で機能不全を起こす病気。形質細胞が増殖すると赤血球、白血球、血小板の増殖が妨げられ、貧血や感染症に罹りやすくなり、出血しやすくなる。 |
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単球 | (たんきゅう)=monocyte 白血球の一種で血液を離れ組織中に入るとマクロファージとなり、強い貧食・殺菌をもつ。単球−マクロファージの有する重要な機能に各種因子の産生があり、インターフェロン、インターロイキン、コロニー刺激因子等がある。 |
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ち | 治験 | (ちけん) 製薬会社が厚生労働省に新薬の承認を得る為に、成分、分量、構造、用法、用量、使用方法、効能、効果、副作用等を審査するために健康な人及び患者を対象とした臨床試験。 治験は全て、1998年より実施された新GCP(臨床試験の実施に関する基準)に基づき、被験者の人権の保護(安全)、治験薬の管理、記録等の保存など、治験に参加する者全てに対し、厳しい基準に添って行われ、治験の第一責任者は治験依頼者(製薬会社)となり、治験を実施する医療機関及び治験責任医師を選定し、自らの責任において治験実施計画書(プロトコール)原案を作成する。 医師指導型治験と違う点は、主体となって治験を行なう責任者が製薬会社か、医師かと言うこと。 |
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中枢神経白血病 | (ちゅうすうしんけいはっけつびょう)central nervous system leukemia =CNS
leukemia 中枢神経系(脳・脊髄)に白血病細胞が浸潤した状態。急性白血病(特にリンパ性)は中枢神経に浸潤しやすく、また抗腫瘍剤は脳−血流関門を通過しにくい。他の臓器中の白血病細胞量は抗腫瘍剤により減らすことができ、寛解導入が可能であるが、中枢神経系では白血病細胞が残存することも多い。治療としてはAra-Cの髄注や全身への大量療法が用いられる。 |
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治療抵抗性 | (ちりょうていこうせい) 治療の為の化学療法に反応しない状態をいう。 |
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チロシンキナーゼ阻害剤 | (ちろしんきなーぜそがいざい)tyrosine kinase inhibitor 細胞内シグナル伝達に重要な役割をもつチロシンキナーゼを阻害することで抗腫瘍効果を期待する薬剤。慢性骨髄性白血病などで臨床応用が行われている。 |
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て | TLI | (てぃー・える・あい)total lymphoid irradiation 全身リンパ節照射。全身のリンパ節に照射を行う方法で再生不良性貧血などの前処置として拒絶防止目的で行われる。 |
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低カリウム血症 | (ていかりうむけっしょう) 血清カリウム値(3.5mEq/リットル)以下を言う。症状としては、下肢の大腿四頭筋の脱力・麻痺が躯幹・上肢・呼吸筋へと進み麻痺性腸閉塞を引き起こすこともある。骨格筋の壊死を起こす事もある。 |
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TBI | (てぃー・びー・あい)total body irradiation 全身放射線照射。急性白血病などの移植において、腫瘍細胞の根絶を目的とした移植前処置として用いられる。 標準的な方法としてはエンドキサン+TBIが知られており、副作用を軽減するため分割して行われる。 |
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DNA | (でぃー・えぬ・えー) 全ての生物を作り、生存させるのに必要な情報部分=遺伝子。 |
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DLI/DLT | (でぃー・える・あい/てぃー)=Donor Lymphocyte Infusion / Transfusion ドナーリンパ球輸注。骨髄移植(幹細胞移植)をした直後や移植後の再発時にドナーよりリンパ球だけを採取して投与すること。 特にCML(慢性骨髄性白血病)の再発やEBウイルスによるBリンパ球増殖疾患に有用とされる。 |
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転移(メタ) | (てんい)=メタ=metastasis 病原体や癌細胞が原発巣から他の場所へ移行し、そこで原発巣と同じ変化を起こすこと。=浸潤 |
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転座 | (てんざ)translocation 骨髄またはリンパ節中の染色体異常。 |
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点状出血 | (てんじょうしゅっけつ)petechiae 血小板減少による皮膚・粘膜・漿膜に出現する、針で突いたような小さな点々状の出血。 |
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と | 同種造血幹細胞移植 | (どうしゅぞうけつかんさいぼういしょく) HLA(白血球の型)が適合した他人の造血幹細胞を移植する方法で、血縁と非血縁の場合がある。 |
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登録責任医師 | (とうろくせきにんいし) 患者登録申請を行い、財団(骨髄バンク)との連絡調整の窓口となる医師。主治医と異なる場合もある。 |
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毒性 | (どくせい)toxicity 一般的には薬剤が示す副作用をいい、肝毒性、腎毒性、心毒性などがある。 |
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特発性血小板減少性紫斑病 | (とくはつせいけっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)idiopathic thrombocytopenic
purpura=ITP 血小板の産生には異常なく、自己免疫機序による血小板破壊の亢進のために起こる血小板減少症のうち、膠原病、悪性腫瘍などの原因疾患が明確でない特発性のものをさす。 |
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ドナー | (どなー) 臓器移植(骨髄=造血幹細胞含む)の提供者。 同種造血幹細胞移植におけるドナーは骨髄からの採取、または末梢血からの採取法があり、兄弟などの血縁ドナーと骨髄バンクを通じて得られる非血縁ドナーに分別する。 |
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ドナーリンパ球輸注 | (どなーりんぱきゅうゆちゅう) DLI/DLTを参照 |
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トリソミー | (とりそみー)trisomy 染色体異常の一つで、通常は一対で2本しかない染色体が3本になったものを言う。 |
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な | 内因子 | (ないいんし) 口から摂ったビタミンB12が小腸で吸収される為に必要な糖タンパク質。 |
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ナチュラル・キラー細胞 | (なちゅらる・きらーさいぼう)natural killer cell=NK細胞 抗体やMHC(主要組織適合遺伝子複合体)を介さずに標的細胞に結合し、細胞障害性Tリンパ球とほぼ同じ機序で細胞を破壊する。腫瘍発生に対する免疫監視(生体防御)機構の一翼を担っている。 |
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難治性造血器疾患 | (なんちせいぞうけつきしっかん) 悪性リンパ腫、急性・慢性白血病、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血、溶血性貧血、悪性貧血、血小板減少性紫斑病など、簡単には治りにくい血液疾患の総称。 |
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に | 肉芽腫 | (にくがしゅ)granuloma 結節状を示す炎症性病変のこと。 |
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日本造血細胞移植学会 | (日本ぞうけつさいぼういしょくがっかい) 「日本骨髄移植学会」として始まり、末梢血や臍帯血細胞も移植に使うようになったので、名称を変更して「日本造血細胞移植学会」となった。日本における造血細胞移植法を学問的に検討する会であり、移植症例数や成績の調査も行っている。 |
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ネオーラル | (ねおーらる) 移植後の免疫抑制剤として用いられるcyclosporinA(シクロスポリンA)の経口製剤。従来の製剤であるサンディミンに比べて血中濃度が安定しやすい。 |
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ネブライザー | (ねぶらいざー) 薬液を肺に噴霧するための吸入器。 |
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の | 脳脊髄液 | (のうせきずいえき)=リコール 脳と脊髄を取り囲むように循環している液体。採取は腰に近い背中から。中枢神経白血病ではこの脳脊髄液中に濁っている白血病細胞が見られる。 |
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は | 敗血症 | (はいけつしょう)sepsis 明らかな原発巣がなく血液中に種々の細菌や他の病原菌が存在した症状。血液疾患においては好中球が減少する状態において、緑膿菌や黄色ブドウ球菌が原因菌となることが多い。 |
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ハイドレア | (はいどれあ)hydroxyurea 抗腫瘍剤。DNA合成阻害作用を示すことで抗腫瘍効果をもたらす。慢性骨髄性白血病に用いられる。 |
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培養検査 | (ばいようけんさ) 咽頭(のど)、尿、便、血液、脊髄液などを人工的条件下で発育・増殖させ、感染症の診断(原因の追究)や抗生物質等の薬剤の選択の参考にするための検査。 |
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播種性血管内凝固症候群 | (はしゅせいけつえきないぎょうこしょうこうぐん)disseminated in travascular
coagulation=DIC 血管内に凝固を促進させる物質が侵入するか、血管内で発生することにより、血栓が形成される状態。これにより、血小板や凝固因子が消費されて低下し、出血傾向そ示す。 |
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白血球 | (はっけっきゅう) whit bood cell=WBC 骨髄から生じる細胞で各成熟段階を経て顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球)、単球、リンパ球に成熟する。体内に侵入した異物に対して感染防御作用をもつ。 |
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白血病 | (はっけつびょう)leukemia 造血臓器に原発する腫瘍性疾患の一つ。幼若な造血機能を阻害し、貧血・血小板減少を生じ、さらに他臓器へ浸潤も認める。 血液のがん。骨髄中の造血細胞がガン化した状態となり、正常な細胞が分化・成熟出来なくなるために、栄養や酸素の運搬が十分行われなくなり、貧血、感染、出血などの症状を引き起こす。 放置しておくと白血球の数が数万から数十万まで増え、赤血球の生産がされなくなるため、採血をすると白色のような感じに見えるので「白血病」と呼ばれるようになったと言われている。 |
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パフォーマンス ステータス | (ぱふぉーまんす・すてーたす)performance status = PS 患者の全身状態を評価する指標であり、白血病などの予後に関連する因子としても重要 全身一般状態の程度を、0〜4の5段階で評価する指標。 0: 社会活動ができ、制限を受けることなく発病前と同等にふるまえる。 1: 肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や坐業はできる。 2: 歩行や身の回りのことはできるが、軽労働はできない。日中50%以上起居できる。 3: 身の回りのある程度のことはできるが、日中50%以上就床している。 4: 歩行や身の回りのある程度のこともできず、終日就床を必要とする。 |
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ハプロタイプ | (はぷろたいぷ)haplotype 連鎖して遺伝する相同染色体の一方にある遺伝子のセットをいう。組織適合抗原系(ヒトではHLA抗原系)にある遺伝子の組み合わせによる表現型。 |
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パラメディカル | (ぱらめでぃかる)paramedical 医師、歯科医師の医療担当者に対して、医療補助者グループのスタッフのこと。 最近はパラメディカルの代わりに、「医療協同従事者」を意味するコメディカル(comedical) という呼称が広く用いられる。 |
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パルス療法 | (ぱるすりょうほう) ある期間をおいて、間欠的に薬剤を投与する療法をいう。制がん剤、免疫抑制剤などのパルス療法がよく行われるが、メチルプレドニゾロンの大量療法は有名である。 |
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汎血球減少症 | (はんけっきゅうげんしょうしょう)pancytopenia 白血球減少、赤血球減少、血小板減少の3系統の血球減少を同時に認める状態。 |
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晩期障害 | (ばんきしょうがい) 長期生存例に残存している、疾患自体の侵襲および外科、放射線、化学療法による直接的、間接的な障害。 主なものとして、成長障害、内分泌障害、中枢神経障害、心機能障害、肝機能障害、免疫機能障害、続発腫瘍(二次性がん)の発生などがある。 |
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ひ | PS | (ぴー・えす)perfomance status=PS 患者の全身状態を評価する指標であり、白血病などの予後に関連する因子としても重要 パフォーマンスステータス参照 |
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BAL | (びー・えー・える)bronchoalveolar lavage=BAL 気管支肺胞洗浄 内視鏡を用いて肺胞に生理食塩水を注入し、それを回収する。 患者への負担は少ないが、肺に生理食塩水を注入することでPaO2が下がるという欠点を持ち、急性期の肺炎では増悪 を来たす。 |
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BO | (びー・おー)Bronchiolitis Obliterans=BO 閉塞性細気管支炎 病理学的には不可逆的な線維化により末梢気道が閉塞をきたした病態をいう。 臨床上の診断基準は、他の末梢気道の閉塞をきたす疾患がなくて FEV1 が60%以下 の場合をいう。 BOOPとは特に関係がないが、ともに類似した病因によってもたらされることがある。 病因 は肺移植や骨髄移植 |
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BOOP | (びー・おー・おー・ぴー=ぶーぷ)bronchiolitis obliterans organizing pneumonia=BOOP 閉塞性細気管支炎,亜急性型間質性肺炎 亜急性型の特発性間質性肺炎であり、細気管支レベルが肉芽組織により閉塞を生じ、それより抹消の肺胞の虚脱を招く。 病理組織上は肉芽組織による器質化が斑状に分布する閉塞性細気管支炎。 原因は特発性、症候性、感染、中毒、慢性好酸球性肺炎、膠原病などで両下肺野を主体に融合性の斑状影があり、間質に炎症細胞浸潤と肺胞壁の線維性肥厚を見る。ステロイド剤が著効し、予後良好。 |
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BMDW | (びー・えむ・でぃー・だぶりゅ)=Bone Marrow Donors Worldwide 世界骨髄バンクドナーHLAデータ集計機構。本部はオランダのライデン大学内にあり、2003年3月現在、37カ国51の骨髄バンクと21カ国32臍帯血バンクが加盟している。日本は1998年に参加しており、現在ではIDカードを交付された認定病院の医師はHLAデータにインターネットでアクセスすることができる。 |
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微小残存病変 | (びしょうざんぞんびょうへん) 肉眼で観察すると正常にみえる時期に残存している極少の白血病細胞を遺伝子レベル等で計測することにより、急性白血病患者の治療方針の決定、予後の診断がより緻密に行えるようになった。 |
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脾臓 | (ひぞう) 左脇腹にある、横隔膜に接する臓器。赤血球の貯留、古い赤血球や血小板の破壊、リンパ球の産生などを行う。 |
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非ホジキンリンパ腫 | (ひほじきんりんぱしゅ)non-Hodgkin's lympoma ホジキン病以外の悪性リンパ腫の総称。治療は多剤併用化学療法(CHOP療法)や放射線療法、時に手術療法も行われる。 |
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非リンパ性白血病 | (ひりんぱせいはっけつびょう)non-lympoid leukemia リンパ性白血病以外の白血病で、骨髄性、単球性、赤芽球性、巨核球性等に分けられる。 |
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ピリナジン | (ぴりなじん) 解熱剤。 鎮痛剤。 |
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表面マーカー検査 | (ひょうめんまーかーけんさ) 血液細胞、骨髄細胞、リンパ節細胞の性状の分析を行うための検査。主に細胞の型を細かく分類する事で、病気に適した治療を行う事を目的としている。 |
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病理検査 | (びょうりけんさ) 顕微鏡で病変部位の組織や細胞の形態を観察し、悪性かどうかを調べる検査。 悪性ならばどのような分類かを判断する。 |
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貧血 | (ひんけつ) 血液中の赤血球数または赤血球中のヘモグロビン量が減少した状態。 鉄分やビタミンの欠乏、造血器官の疾患、失血など種々の原因によって起こる。 |
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ふ | FAB分類 | (ふぁぶ・ぶんるい)French-american-british FAB(えふ・えー・びー)分類を参照 |
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ファンガード | (ふぁんがーど) (一般名:ミカファンギンナトリウム:藤沢薬品)(キャンディン系抗真菌剤 2002年9月20日承認取得) ガンジタ属及びアスペルギルス属に対しての抗生剤 |
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ファンギゾン | (ふぁんぎぞん) アムホテリシンB(AMPH‐B)真菌による消化管の深在性感染症の薬剤 |
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フィラデルフィア染色体 | (ふぃらでるふぃあせんしょくたい)=Ph1 9番染色体と22番染色体の組織転座による染色体異常で、がん遺伝子を活性化させる。 大部分の慢性骨髄性白血病(CML)はにこの染色体異常が認められるが、急性リンパ性の場合は極めて難治性である。 |
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フイッシュ法 | (ふいっしゅほう)=FISH=fluorescence in situ hybridization 血液検査の方法。蛍光色素を用いて特定の塩基配列を持つ核酸の局在部位を検出する方法。 白血病の早期診断、治療効果判定に有用である。 |
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フィブリノーゲン | (ふぃぶりのーげん) 血漿中に含まれる糖タンパク質の一種で、血液を凝固させる因子。 |
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副腎皮質ホルモン | (ふくじんひしつほるもん)adrenal cortical hormones 副腎皮質においては約50種類のホルモンを産生しており、生理的に重要なものとしてはアルドステロン、コルチゾール、副腎アンドロゲンがある。 |
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ブスルファン | (ぶするふぁん)busulfan 骨髄増殖性症候群、特に慢性骨髄性白血病の治療に用いられる。効果は徐々に現れ、血小板減少が少ない利点があるが急性転化を防ぐ効果はない。 |
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不整脈 | (ふせいみゃく) 心臓の拍動が不規則になる状態 |
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不飽和鉄結合能 | (ふほうわてつけつごうのう) 血清中の微量の鉄は遊離の状態では存在せず、鉄搬送タンパク質であるトランスフェリンと結合して存在しているが、すべてのトランスフェリンが鉄と結合しているわけではなく、なお鉄を結合する余裕を残しているトランスフェリンの量。 |
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プライマリーケアー | (ぷらいまりーけあー)primary care 実際的に科学的に適切でかつ社会的に受容できる方法と技術に基いた基本的保健医療。地域医療の第一線の総合的包括医療。 |
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ブラスト | (ぶらすと)blast 骨髄の中の白血病細胞化(ガン化)した骨髄芽球。寛解の基準は5%未満 |
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Fluconazole | (ふるこなぞーる) 新トリアゾール系抗真菌剤 商品名:ジフルカン(Diflucan:ファイザー製薬) |
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プロトコール | (ぷろとこーる)Protocol 治療においての計画書(案) |
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プレドニン | (ぷれどにん)Predonine ステロイド・副腎皮質ホルモン。化学療法中に併用。ステロイドの中でも弱い薬だが炎症を抑える効果がある。 |
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分化・成熟 | (ぶんか・せいじゅく) 幼若な(血球のもととなる)細胞が分裂し、最終的に機能をもった細胞に成長していく過程。 |
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分化誘導療法 | (ぶんかゆうどうりょうほう) 成熟が不完全な細胞を分化させ、正常な造血能を回復させる治療。 急性前骨髄球性白血病におけるATRA療法などが知られる。 |
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へ | 平滑筋肉腫 | (へいかつきんにくしゅ) 後腹膜や腸などに出来やすく、平滑筋にできた腫瘍(肉腫)で特有の症状はないが、心窩部(胸の中央にあるくぼんだ所、みずおち)痛、食欲不振、胸焼けなどが見られ、中心壊死(死滅)による潰瘍が大きくなると、消化管出血を来たすことがある。また発育すると、心窩部に腫瘤(こぶ様のはれ)がある事が分かるほどになる場合がある |
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ヘテロ結合体ドナー | (へてろけつごうたいどなー) 相同染色体上の特定の遺伝子座に、異なる対立遺伝子を持ち合わせた提供者を言う。 |
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HEPAフィルター | (へぱふぃるたー)High Efficiency Particulate Air Filter クリーンルームなどで使用されているひだ状の高性能フィルター |
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ヘマトクリット | (へまとくりっと) 血液を一定の遠心力で遠心した時の全血液に対する赤血球の率をいう。正常域は男性で40〜50%、女性は35〜50%である。 |
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ヘモグロビン | (へもぐろびん)hemoglobin=HB 酸素を体内の各組織に運搬し供給するヘム蛋白dr、赤血球中に飽和状態に近い濃度で存在する。正常域は男性で13〜18g / dl、女性は12〜16.5%g/ dlである。 |
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ヘモクロマトーシス | (へもくろまとーしす) 原因が鉄代謝の異常により肝臓、膵臓、皮膚におけるヘモジデリンの沈着をきたし臓器障害を起こすものをヘモクロマトーシスという。鉄の大量摂取や大量の輸血を行った場合に生じる。先天的鉄代謝異常により鉄が組織に沈着し、血清鉄も非常に高値を示す疾患で、肝硬変を生じ、糖尿病を併発する。 |
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ヘモジデローシス | (へもじでろーしす) 体内の鉄が増加し細胞に沈着すること。高度になると組織障害を生じ、肝硬変、皮膚色素沈着、糖尿病、心不全、性腺機能低下などを生ずる。ヘモクロマトーシスともいう。 |
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ほ | 放射線照射 | (ほうしゃせんしょうしゃ) 患部に放射線エネルギーをあてがるがん治療法の一つ。最も強い免疫抑制療法として骨髄移植の前処置、血液製剤中の白血球の不活性化等に用いる。 |
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母児免疫寛容 | (ぼしめんえきかんよう) 母子間では胎盤を通して細胞が行き来するように、異物を攻撃する免疫の働き方が弱いという寛容性のこと。 |
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ホジキン病 | (ほじきんびょう) 悪性リンパ腫のひとつ。人体の免疫系の一部であるリンパ系に発生するがん。 |
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発作性夜間血色素尿症 | (ほっさせいやかんけっしきそにょうしょう)paroxysmal nocturnal hemoglobinuria=PNH 頻回の輸血により夜間に突然激しい溶血を起こし、貧血、腹痛、血栓をみる。発作後に貧血が高度になり、さらに白血球減少をみる。 |
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ホモ接合体 | (ほもせつごうたい) 同型接合体のこと。相同染色体上の特定の遺伝子座について、同じ遺伝子が対で揃った状態(AAまたはaa)の遺伝子型の固体。異型接合体(ヘテロ接合体;Aa)の対語。 |
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ま | マキシピーム | まきしぴーむ) (一般名:塩酸セフェピム・ブリストル・マイヤーズ) セフェム系抗生物質 2004年9月13日承認取得 黄色ブドウ球菌を含むグラム陽性菌から緑膿菌を含む陰性菌までに有効な抗生剤。他剤耐性菌にも強い抗菌力を示し、緑膿菌の耐性を誘導しにくいという特性を持つ。「日本から世界に紹介された世界のセファロスポリン製剤」 |
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マクロファージ | (まくろふぁーじ)macrophage 大食細胞。組織球・血液単球などの根幹をなす細胞で、微生物を除去する機能(貧食能)をもつ。腫瘍細胞に対し強い細胞傷害を示す。 |
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末梢血幹細胞 | (まっしょうけつかんさいぼう)peripheral blood stem cell=PBSC ヒトの末梢血管内を循環している造血幹細胞。通常は骨髄中と比べわずかしか認められないが、骨髄抑制を伴う化学療法後の造血回復期や、G-CSFなどをのサイトカインを使用すると著増する。 |
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末梢血幹細胞移植 | (まっしょうけつかんさいぼういしょく)peripheral bloodstem cell transplantation=PBSCT 診療開始後早期にG−CSFを前投与し増加した幹細胞を採取して移植する。自家骨髄移植に比べ施行後の白血球・血小板数の回復が早い。 通常は骨髄から採る造血幹細胞を、末梢血から採取し移植するやり方法。通常、造血幹細胞は末梢血にはほとんど存在しないが、G-CSFを投与することにより大量に現れるため、これを採取して骨髄に移植する。 骨髄液からの採取に比べ大量の幹細胞が採取でき、また採取にあたって全身麻酔の必要がない。さらに採取は成分献血と同じ方法で行われるのでダメージも少ない。ただし、健常なドナーに、長期副作用が不明なG-CSFを投与しなければならない事と、骨髄採取に比べてリンパ球の採取量も増えるため、移植後のGVHRが重度になる可能性がある。 |
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末梢血単核細胞 | (まっしょうけつたんかくさいぼう) 末梢血中にある核をもつ細胞のことで、好中球・単球・リンパ球などをの総称 |
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マルク | (まるく)mark 骨髄穿刺を参照 |
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慢性骨髄性白血病 | (まんせいこつずいせいはっけつびょう)chroonic myelogencus leukemia=CML 骨髄性細胞の緩やかな増殖を主体とする白血病で、フラデルフィア染色体を認める。骨髄増殖性疾患の一つであるため、治癒には骨髄移植を必要とする。慢性期・移行期・急性転化期の3つの病期があり、移行期と急性転化期の治療は困難である。 |
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慢性リンパ性白血病 | (まんせいりんぱせいはっけつびょう)chronic lymphocytic leukemia=CLL 骨髄中で分裂する力を失った成熟小型リンパ球が増殖し、蓄積する慢性白血病。全身のリンパ節の腫脹をみ、溶血性貧血の合併が多い。 |
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み | ミニ移植 | ミニ移植(みにいしょく) 前処置として免疫抑制剤を中心とした弱めの化学療法、あるいは弱めの放射線療法のみで移植を行い、移植後はドナーの幹細胞を輸注(移植)することによって治療効果の維持を図る方法。強薬を多量に使用しない為、これまでは高齢などの理由で移植の適応外だった患者も対象となる。 |
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む | 無菌室 | (むきんしつ) 室内の病原菌を極めて少なくした状態を保つように作られた病室。移植直前から骨髄が生着し白血球の回復が確認されるまでの間は極度に感染しやすいために使用する。 |
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無病生存率 | (むびょうせいぞんりつ)disease free survival 治療後、原病の再発などの発症なく生存している割合。 |
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ムンテラ | (むんてら) 医師から患者や家族に対する説明。 |
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め | メタ | (めた) metastasis 病原体や癌細胞が原発巣から他の場所へ移行し、そこで原発巣と同じ変化を起こす現象。 |
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メタアナリシス | (めたあなりしす) 複数の研究結果を統合するために特殊な統計的方法を用いて解析した系統的総説。 |
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免疫 | (めんえき) 体外の微生物や異物、または体内に生じた不要物質、病的細胞・物質を非自己と認識し、体外に排除、自己の恒常性を維持しようとする生体反応。 |
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免疫力 | (めんえきりょく) ウイルス、細菌、微生物から自分自身の身体を守る、または排除するメカニズムの総体をあらわす言葉。抵抗力には病気に罹りにくいだけではなく、病気に罹った場合にそれと戦う力も含まれている。 |
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免疫グロブリン | (めんえきぐろぶりん) 免疫に関連する生物活性を持つタンパク質。ヒト免疫グロブリンには下記の5種類のクラスがある。 IgG・・・ 血液中に存在して,体内に侵入してきた微生物,異物と戦う。補体(蛋白)を活性化する。 IgA・・・ 唾液や消化液,痰などに存在して,粘膜での防御機構の主役を演ずる。 IgM・・・ 抗原による刺激後,最も早く出現して微生物,異物と戦う。補体(蛋白)を活性化する。 IgD・・・ Bリンパ球の膜表面に多く存在しているが、不明な点が多い。 IgE・・・ アレルギー,寄生虫の排除に関与する。 |
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免疫抑制療法 | (めんえきよくせいりょうほう) 自己免疫を抑制するために行う治療法で、放射線、シクロフォスファミド、アザチオプリン、メソトレキサート等の免疫抑制剤や副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)を用いる。正常な免疫力も抑制されるため、感染しやすくなる。 |
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も | 網状赤血球 | (もうじょうせっけっきゅう)reticulocyte 赤血球のなかで、超生体染色によって網目状に染色される構造物を持つ幼弱な赤血球である。末梢血検査において赤血球の産生能の指標となる。 |
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モノクローナル抗体 | (ものくろーなるこうたい) 特定の抗原に対して結合活性を示す単一の性質をもつ抗体で、腫瘍細胞等を用いて人工的に作られる。この方法の発見により白血球・免疫担当細胞や腫瘍細胞等の分離・分析、臨床診断が急速に発展し始めた。 |
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モノソミー | (ものそみー)monosomy 通常1対である相同染色体のうち一方が欠損している場合や、1本に構造異常が生じた場合をいう。 |
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モノソミー7 | (ものそみー7) ヒトの染色体は対を成して2本存在するが、7番染色体が1本のモノソミー7異常が骨髄異形成症候群、急性骨髄性白血病でみられる。骨髄異形成症候群では5q‐、トリソミー8と並んで出現頻度が高い。 |
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モルヒネ | (もるひね)morphine 主に痛み止めとして使用されている。 |
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や | 薬剤耐性 | (やくざいたいせい) その薬の効果をはねかえす性質を持ってしまうこと。 |
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ゆ | 有意差 | (ゆうさい) いくつかの変量の相関関係において、偶然とは言えない差。統計学上、グループ間で一定の差が得られていること。 |
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遊走能 | (ゆうそうのう)locomotion 好中球の機能の一つでランダムに動き回る能力(migration)と、好中球を引き付ける因子を認知して、その因子の濃度の高い方向へ移動する(白血球が炎症部分に集まる現象)走化性(chemtaxis)のこと。 |
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輸血 | (ゆけつ) 全血、濃厚赤血球、血小板、血漿などの区別があり、それを必要に応じて静脈注射で体内に注入すること。 |
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輸血療法 | (ゆけつりょうほう) 血液中の各成分の機能や量が低下した場合に、その成分を補うことを目的とした補充療法の事。 貧血や手術の際などに用いるのが一般的で、一種の臓器移植といわれている。 |
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輸血関連合併症 | (ゆけつかんれんがっぺいしょう) 輸血の副作用。輸血の質や量によるものと、手技による合併症がある。 質によるものとしては、不適合輸血によるショック、発熱、悪寒および溶血性副作用がある。また、繰り返される輸血による鉄沈着(鉄血症)や、手技に基く合併症としては急速輸血による心不全等がある。 |
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よ | 溶血性貧血 | (ようけつせいひんけつ)hemolytic anemia 何らかの機序により赤血球が壊れてしまい生じる貧血。黄疸・脾腫を主徴候とし、先天性と後天性がある。赤血球の機能や構造の異常、抗体の作用によるもの、血管壁の異常、悪性腫瘍に続発する場合等がある。 |
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幼若細胞 | (ようじゃくさいぼう) 若くて未分化な細胞で、優れた増殖能力をもつ造血幹細胞が含まれていると言われている。 |
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腰椎穿刺 | (ようついせんし)通称ルンバール 背骨に針を刺して髄液を採取し、その性状や働きの様子を判断する検査。 |
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抑うつ状態 | (よくうつじょうたい)depressive state 気分の落ち込んだ状態。抑うつ気分を中心とした状態像であるが、悲哀感、意気消沈、不安感等が現れることもある。慢性骨髄性白血病の治療薬であるインターフェロンの副作用として現れることがある。 |
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り | リエゾン | (りえぞん) 精神科医が他の診療科の医師らと協力して治療すること。リエゾンはフランス語で「つなぐ」の意味。 |
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リソゾーム | (りそぞーむ)lysosome 細胞内に存在する小器官で消化に関与している顆粒。加水分解を行う。 |
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臨床研究 | (りんしょうけんきゅう)clinical research 患者のベッドサイドまたは疾患の経過に関する研究。 |
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臨床成績 | (りんしょうせいせき) 実際に患者に治療を4施した上での治療成績。 |
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リンパ球 | (りんぱきゅう)Lymphocite 白血球に存在し、免疫応答に関与する。細胞性免疫、移植の拒否反応、細胞障害等の機能を有するTリンパ球と生体の液性免疫機構の主役のBリンパ球がある。成人では白血球の約30%である。 |
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リンパ腫 | (りんぱしゅ) 体を守るリンパ系にできる腫瘍の一種で、感染症、がんの転移、悪性リンパ腫、その他に分けられる。原因を血液検査やレントゲン検査等で診断していくが、その識別は必ずしも容易ではなく、リンパ節の一部をとって顕微鏡で調べるリンパ節生検が必要になる事がある。 |
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リンパ節 | (りんぱせつ) 大量の白血球を含み、リンパ管と呼ばれる経路により相互に結ばれた小豆大の器官。これらの節は体内中に存在し、リンパ腫、ホジキン病などの場合はは、悪性の白血球が増えリンパ節を膨らませる為、膨らみの状態や位置により肉眼や触診、またはCTやMRIの画像により確認する事ができる。 |
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倫理委員会 | (りんりいいんかい) 道徳の規範となる原理にそっているかを判断する委員会で、特に臓器移植ではドナー適格性判定等を行う。 |
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る | ルンバール | (るんばーる)通称=髄注(髄腔内注入)=腰椎穿刺 腰骨から骨髄液を抜き検査をし、抜いた骨髄液と同量の抗ガン剤を注入すること。 |
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れ | レシピエント | (れしぴえんと) 受領者。他の人から提供された臓器・組織あるいは血液を移植ないし輸血してもらう人(患者)のこと。 実際に臓器の提供を待っている患者さんの事。 |
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レジメン | (れじめん) 食事・運動などの規制による摂生、養生法のことで、治療方式のことを指す。 |
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劣性遺伝 | (れっせいいでん)recessive inheritance 個体が相異なる遺伝子を有する場合(ヘテロ結合)一方の対立遺伝子の効果のみが現れ、他方は現れないことがある。その場合効果が現れない遺伝子のことを劣性遺伝子という。両親より1個ずつ劣性遺伝子を受け取った(ホモ結合)場合に限り劣性形質を発現することになり、これを劣性遺伝と呼ぶ。 |
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わ | ワイセ | (わいせ)= WBC 白血球 のこと。ロイコとも呼ぶ。 |